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シミュレーションで見るエウロパの内部構造

上の図は、木星探査機ガリレオに搭載された磁力計のデータに基づいて推定されたエウロパの内部構造(画面左)である。
金属で出来た中心核を厚い岩石質のマントルが取り囲んでいる。硬い氷地殻は薄く砕けやすい。氷地殻とマントルの間に、暖められた軟氷の層(画面右上)もしくは液体の水の層(画面右下)が存在すると考えられている。層の厚さは約7.5キロと推定されている。
エウロパは、1610年にガリレオ・ガリレイが発見した直径3130キロの木星の四大衛星の一つである。大きさは我々の月(3476キロ)よりやや小さい。
探査機ボイジャーやガリレオの探査で得られた表面の氷地形や線状模様などで、氷地殻下に液体の水で出来た海洋が存在する可能性があると考えられてきた。但し、これ等は遠い過去に起った地質過程の証拠である。
今回のデータは、今年の1月にガリレオの磁力計が測定したもので、通電性を持つ水もしくは暖かい軟氷の存在を示唆する最新の有力なデータである。水は氷よりも強い通電性を持っていることから、これは液体の水の層である可能性が高いと推測されている。
この磁力計のデータの解析は、カリフォルニア大学ロスアンゼルス校のマーガレット・キベルソン博士率いる科学チームが担当した。調査の詳細は、アメリカの科学誌サイエンスの8月25日号に掲載されている。
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