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消滅する木星の最後の巨大白斑
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提供:John MacNally(APLO) |
雲が渦巻く木星の南温帯縞には、しばしば卵の形をした白斑が発生する。この白斑は、300年も持続している大赤斑と同じ台風のメカニズムであるが、異なる点は短命なことである。60年前に発見されて比較的長命を保っていた巨大な三つの白斑のうち、既に二つは消失してしまい、現在まで存続しているのはBAと呼ばれる白斑のみである。
1月12日、アメリカの月・惑星観測協会の木星部門を担当しているジョン・マックナリー氏によると、最後の白斑は、大赤斑に衝突するコースを辿っており、いずれはこの衝突により消失してしまう運命にあるとのことである。このプロセスを観測することは、木星の風、ジェット気流及びその他の大気の様相を詳しく知る上で貴重な機会になるとのことで、マックナリー氏は、世界の天文家に継続的な観測を呼びかけている。
ちなみに、白斑を崩壊に追い込む大赤斑は、直径約4万キロと地球の3倍近い巨大な台風である。木星の下方から渦を巻いて上昇する風が大気の上層にガスを送る。この結果、ガスが太陽光線と反応して燐を放出する。大赤斑が赤く見えるのは、放出される燐のためである。
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