X線天文衛星チャンドラがとらえた
天の川銀河の中心領域のブラックホール


画面中央の明るい領域が射手座Aのブラックホール

 
 地球から射手座の方向に約26,000光年離れた天の川銀河の中心領域には、我々の太陽の300万倍もの質量を持つブラックホールがある。このブラックホールは、明るくコンパクトで強力な電波源として知られている射手座Aにあり、そこでは星間ガスやチリなどの物体が渦を巻きながら暗黒のホールの中へ落ち込んでいる。

 マサチューセッツ工科大学のフレデリック・K・バガノフ博士が率いる観測チームは、昨年5月22日から6月4日までNASAのX線天文観測衛星チャンドラを使い、銀河中心を観測して射手座Aにあり、すさまじいX線エネルギー放出するブラックホールの撮影に成功した。

  画面は天の川銀河の中心の幅60光年の領域で、ブラックホールは画面中央の最も明るいところにある。周囲で赤く光のは巨大なブラックホールの重力で引き止められているガスの雲で、無数の明るい点は数百万個の星である。バガノフ博士によると、このブラックホールからは28時間周期で3回の通常より10倍の明るさの激しいX線の放射が起ったほか、通常より5倍も明るいX線の放射が数多く見られたとのことである。  


http://www.chandra.harvard.edu

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