太陽系外惑星の最初の画像?

2M1207(白色)と初めて撮影されたGPCC(赤色)

提供:The Southern European Observatory

これまで130個以上の太陽系外惑星が発見されたが、実際に画像が得られたことはなかった。今回、この可能性が高い発見がなされた。去る6月19日、南米チリにある欧州南天天文台の口径8.2メートルの望遠鏡群(Very Large Telescope)のうちの1基の望遠鏡による観測で、地球から約230光年先のうみへび座にある、年齢が約800万年の明るい星の群落であるうみへび座TWに位置する褐色矮星(2M1207)から55天文単位(1AU=約1.5億キロ)離れた領域で太陽系外惑星と思われる巨大な天体が発見された。

系外惑星と考えられる天体には、GPCC(巨大伴惑星候補:Giant Planetary Companion Candidate)の仮の名前がつけられた。

GPCCは、木星の約5倍の質量を持っている。褐色矮星と系外惑星(と考えられる)ペアが発見されたのは今回が初めてである。 GPCCを発見したのは、同天文台のゲイル・ショーヴァン博士を中心とする米欧の天文学者からなる観測チームである。観測用の望遠鏡には、地球大気による光の屈折で生ずる結像のゆがみを補正する波面補償光学技術が搭載された。観測の結果、GPCCには、大気を持つ惑星に見られる典型的なスペクトルを示していたことが明らかになった。

2M1207 とGPCCの撮影には、波長が3.8、2.2及び1.6ミクロンの赤外線が使用された。画像には、形成後の余熱で輝く2M1207(白色)とその光を受けてかすかに光るGPCC(赤色)が写っていた。

しかし、GPCCが真の惑星であるためには、この太陽系外惑星と主星 が常に帯同して宇宙を移動していることが確認されなければならないとショーヴァン博士は語っている。2M1207とGPCCが、全く関係ない天体である可能性もあるからである。確認のためには、さらに数年間の観測が必要であるとのことである。
                                                      

                                                     http://planetary.org

               ブラウザのBACKボタンで戻って下さい