最も鮮明な衛星タイタンの画像
 |
衛星タイタン
提供:NASA/JPL
(← クリックで拡大)
|
 |
衛星テティス
提供:NASA/JPL
(← クリックで拡大)
|
これまでで最も鮮明なタイタンの画像が公表された。これは10月26日、探査機カッシニが初めて衛星タイタンをフライバイ(接近通過)行なった時、タイタンの地表から30万キロメートルから60万キロメートルまでの距離で撮影した9枚のフレームを合成した画像である。
この画像は、タイタンの大気の影響を最小限に抑え、さらに地表の地形が最もはっきりするよう処理されている。搭載カメラによる撮影の時、カッシニは太陽を背にしていたためタイタンの全体は明るく輝いていた。
地形が最も鮮明なのは、画面の中央に近い地域である。雲間を通して地表が見え、最下部の南極では雲が白く輝いている。赤道の右側に見えるひときわ明るい部分はザナド・レジオ(Xanad
Regio)と呼ばれる地域で、このように不思議なまでの明るさがどのような活動によるものか非常に注目されている。
その原因として、地殻変動、風、河川、海洋の作用、あるいは火山活動が考えられているが、正確なことは未だ分かっていない。タイタンには明確なクレーターの痕跡がないことから、地表は若いと考えられる。カッシニは今月13日、2度目のタイタンフライバイを行なう。
タイタンフライバイの2日後、カッシニは氷衛星テティス(直径1060キロメートル)に接近し、非常に鮮明な天然色の画像を撮影した。テティスは、クレーターだらけの古い地表を持った衛星であることが分かる。画面上の明暗境界線に沿って溝が見える。密度が水に近いこと、テティスの表面は、水の氷で出来ているのではないかと考えられている。2005年9月、カッシニはテティス・フライバイを行なう。
http://www.jplnasa.gov
|