冥王星に救い?
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観測に大活躍のスピッツアー望遠鏡
(想像画)
提供:NASA/JPL-Caltech
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直径が1000キロメートルを超える巨大カイパーベルト天体(KBO)が発見されて以来、冥王星(直径2300キロメートル)の惑星としての資格に否定的な見解が強まっている。特に、今年の3月に直径1700キロメートルのセドナ(2004DW)が発見されて以来、冥王星より大きいKBOが発見されるのは、そう遠くないと断言する科学者もいる。
しかし、KBOの大きさに疑問を呈する観測結果が発表された。アリゾナ大学のジョーン・スタンベリー博士が中心となったチームは、地球軌道を周回しているNASAのスピッツアー望遠鏡(赤外線)により、2002年に発見された直径が1500キロメートルの2002AWのアルベルド(太陽光の反射比率)を測定した。スピッツアー望遠鏡には、地上の望遠鏡では不可能な遠い極寒領域の天体が発する非常に微弱な熱を測定できるマルチバンド撮像フォトメーターが搭載されている。昨年8月に打ち上げられて以来、スピッツアー望遠鏡は天体観測に大きな成果を挙げている。
観測の結果、驚くべき結果が得られた。2002AWはこれまで考えられていたより明るく、受ける太陽光の18%(これまでは4%とされていた)を反射していることが分かった。この数値を基に、2002AWの大きさを計算した結果、700キロメートル±60キロメートルであることが判明した。これが正式に認められれば、冥王星の惑星としての資格はより強力に保証されることになる。
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