彗星探査機ディープインパクト12日に打ち上げ
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フライバイ機を離れたインパクター(想像画)
提供:NASA/JPL
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NASAは12日、史上初めて彗星の中心核の内部を調査する探査機ディープインパクトを打ち上げる。ディープインパクトは、フライバイ機とインパクター(衝突機)からなる探査機である。打ち上げから約6ヶ月後の7月3日、ディープインパクトは地球から約1億3000万キロメートル離れたテンペル1彗星に遭遇し、銅製のインパクターを発射する。インパクターは24時間後、米国の独立記念日にあたる7月4日、テンペル1彗星の中心核に衝突する。
ディープインパクト・ミッションの目的は、「汚れた雪玉」である彗星の中心核の内部構造や構成物質の化学組成を詳細に調べることである。直径約1メートル、重さ約370キログラムのインパクターは、時速約3万7000キロメートルの速度でテンペル1彗星の中心核に衝突する。その結果、直径6キロメートルのテンペル1彗星の中心核の表面にフットボール場くらいの大きさのクレーターが形成されると考えられている。
衝突の瞬間、史上最大の花火のようなきらめきと共に、中心核を構成する氷やその他の物質が噴出する。フライバイ機に搭載されたカメラにより、
衝突の瞬間や噴出する物質の様子がつぶさに観測される。この観測で、直径2メートルもある噴出物質の破片がカメラで撮影される。このほか、地球軌道上のハッブル宇宙望遠鏡、スッピツアー赤外線望遠鏡、チャンドラX線望遠鏡のほか、地上の望遠鏡もこの歴史的な天体イベントを観測する。
彗星は、小惑星とともに約46億年前に形成された太陽系の惑星の残り物で、当時の情報をあまり変容していない状態で保持していると考えられている。こうしたことから、ディープインパクトにより、地球を含む惑星の誕生に関する詳細なデータが得られると期待されている。探査機の名前は、ハリウッド映画「ディープインパクト」にちなんで命名された。
http://www.jpl.nasa.gov
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