質量が海王星並みの3個の太陽系外惑星が見つかる
そのうちの1個には生命体が生息できる環境が存在するかも知れない

発見された海王星大の太陽系外惑星

提供:ESO

史上初めて、海王星並みの質量を持つ3個の太陽系外惑星が発見された。これ等の惑星は、地球から41光年離れた船尾(とも)座の方向に位置する、質量が太陽よりわずかに少ないHD69830星の周囲を回っている。注目すべきは、最も外側を回っている惑星には生命の生息に適した環境が存在する可能性があると考えられることである。

スイス、ポルトガル及びフランスの科学者からなるチームが、南米チリにある欧州南天天文台(ESO)の口径3.6メートルの望遠鏡を使い、2年以上にわたる観測で発見した。ハープス(HARPS)と呼ばれる超高性能分光計を装着したこの望遠鏡は、現時点においては太陽系外惑星探査の最も強力な観測機器であるとされている。

3個の惑星の公転周期は、内側の惑星が8.67日、中央の惑星が31.6日、外側の惑星は197日である。質量は地球の10から18倍で、これまで発見された300個以上の木星型惑星(質量が地球の約300倍以上)に比べると極めて少ない。 

同チームによると、内側の惑星は基本的に岩石質、中央の惑星は岩石とガスで出来ており、中心核が岩石と氷でできている外側の惑星の表面には、液体の水が存在している可能性があるとのことである。

「これ等の惑星は質量が大き過ぎて地球型惑星とは考えられないが、今回の発見は、地球型惑星探査に向けた新たな可能性をもたらすだろう」と、チームの一人であるスイス・ジュネーブ大学スクリストファー・ロヴィス博士は述べている。観測の詳細は、5月18日付けの米国の科学誌サイエンスに掲載された。

 

http://www.eso.org

                                                          

 

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