太陽系の惑星の新しい定義がIAUの総会で採択される
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新しい太陽系の天体
提供:IAU
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惑星の座を退いた冥王星
提供:M.Bule/NASA/ESA
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国際天文学連合(IAU)は8月24日(総会の最終日)、太陽系の惑星に関する新しい定義を採択した。8月14〜24日、チェコのプラハで開催された26回目の総会には世界75ヵ国から2500人の天文学者が出席した。そして最終日の総会では、1919年にAIUが創設されて以来最も劇的な結末を迎えた。1930年2月18日、米国の天文学者クライド・トンボー(1906−1997)により発見され、76年間親しまれてきた冥王星が惑星の座を外されたからである。
採択された新しい惑星の定義は、1)太陽を周回していること、2)そのほぼ球形を保つ自己重力を維持できる十分な質量があること、3)その軌道の周囲に類似の天体が存在しないことである。
この結果、太陽系の惑星は水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個となり、冥王星は惑星の座から降りることになった。8個の惑星は総称して、古典的惑星(Classic Planets)と呼ばれる。冥王星及び一時は惑星に格上げされる可能性があった小惑星ケレスと冥王星より大きい2003UB313(エッジワース・カイパーベルト天体)は、惑星ではない矮惑星(Dwarf Planets)と呼ばれることになる。IAUは既に、矮惑星の候補として10数個の天体をリストアップし終えており、数ヵ月後にそのうちの幾つかを発表するようである。
8月16日に、天文学者を含む7人の有識者で構成された惑星定義委員会(Planet Definition Committee)が提案した太陽系の惑星の新しい定義は一部の賛成は得られたものの、総会に参加した大部分の天文学者の強い反発を招いた。
今回採択された新定義について、表現が解りにくいとの批判はあったが、冥王星を惑星から外すことについては出席者の大半が賛成した。2003UB313を第10惑星(ゼナ:Xena)として申請した発見者のカリフォルに工科大学のマイケル・ブラウン博士は、「ゼナが10番目の惑星として認められなかったのは残念だが、科学者の立場から今回の採択は正しく、天文学にとって大きな前進だと考える」と語った。
http://www.iau2006.org/mirror/www.iau.org/iau0603/index.html
http://www.jpl.nasa.gov
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