土星に台風のような目をもつ巨大な渦巻き雲
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中心部に目がある土星の渦巻き雲
提供:NASA/JPL/Space Science Institute
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台風やハリケーンのような目をもつ巨大な渦巻き雲が、土星の南極で発見された。地球以外の惑星で、中心に目をもつ渦巻き雲が発見されたのは土星が最初である。探査機カッシニは10月11日、高度約34万kmから3時間かけてこの巨大な渦巻き雲を撮影した。カッシニの観測データを解析した結果、土星の南極では時速550kmの超強風が時計回りで吹いていることが分かった。
渦巻き雲の直径は約8000km、地球の直径(約1万2700km)の3分の2強に相当する。これは、搭載広角カメラが赤外線に敏感なスペクトルフィルターを使って撮影した画像で、中心部の明るい雲に囲まれた暗い楕円の部分が渦巻き雲の目である。目を取り囲む雲の高さは、中心部から30〜75kmに達している。
渦巻き雲は台風やハリケーンに非常によく似て見えるが、その振舞いは異なっていて移動せず、南極にとどまったままである。観測チームのアンドリュー・インガソル博士は、「木星には超巨大な渦巻き雲(大赤斑)があるが、中心部に目は見られない。なぜ土星の渦巻き雲に目があるのか、今後の研究課題だ」と語った。このほか、海王星と天王星にも暗黒斑と呼ばれる渦巻き雲(http://www.planetary.or.jp/HotTopics/topics061101_2.htm)があるが、中心部に目は存在しない。
http://www.jpl.nasa.gov
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