三度目の極軌道周回に入った太陽観測衛星ユリシーズ
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太陽の南極の下を通過するユリシーズ(想像画)
提供:NASA/JPL
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2月7日、太陽の極地を観測する最初の衛星として打ち上げあげられたユリシーズが、太陽の南極から329kmと最も遠く離れた位置(max latitude)に到達した。ユリシーズは南極を目指して加速し、太陽をほぼ真上に見ながら三度目の極軌道の周回に移った。
ユリシーズは1990年10月6日、ESAとNASAの共同プロジェクト(ESAが衛星の開発及び建造を担当)としてスペースシャトル・ディスカバリーから惑星間空間へ旅立った。1992年2月に木星に接近したユリシーズは、木星の重力を利用して黄道面を離れる軌道に移り、1994年に太陽の南極に接近した。
ユリシーズの周回軌道は遠く木星の軌道にまで達しており、次に太陽の南極に到達するのは6年3ヵ月後である。当初は5年間の予定であったが、機体と9基の搭載科学機器は現在も正常に機能しており、ユリシーズのミッションは17年目に入った。
ユリシーズは太陽から安全な距離を保ちながら、地上の観測では不可能な太陽の極地の様子、太陽の磁場、地球に悪影響をもたらす太陽嵐、太陽プラズマ、活動粒子、宇宙線や宇宙塵などについて詳細な情報を送り続けている。
今度の周回でユリシーズは、約11年周期で変化する太陽活動の二度目の極小期(最初は1994〜1995年)に遭遇している。ユリシーズはまた、2000〜2001年にかけて極大期にあった太陽を観測した。
http://www.jpl.nasa.gov & http://sci.esa.int
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