矮惑星から準惑星へ
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準惑星(下の列:右からケレス、冥王星、エリス)
画像提供:IAU
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日本学術会議太陽系天体の名称等に関する小検討委員会は、矮惑星(dwarf planet)の日本語名を「準惑星」に変更するとの見解を発表した。この名称変更は、4月上旬に予定されている学術会議幹事会の審査をへて正式に決定される。
昨年8月チェコのプラハで開催されたIAU(国際天文学連合)の総会で、太陽系の惑星の定義が修正され、従来論議の的になっていた冥王星の惑星としての資格について最終的な判断が下された。この総会で惑星は、1)太陽を周回していること。2)そのほぼ球形を保つ自己重力を維持できる十分な質量があること。3)その軌道の周囲から類似の天体を排除していることと定義された。
この結果、上記の条件を満たさない冥王星は惑星座を奪われ、惑星に準ずる矮惑星(dwarf planet)に分類された。2000年以降、冥王星の軌道の近辺では冥王星より大きいエッジワース・カイパーベルト天体を含めて1000個あまりの天体が発見されたことも、惑星の定義の見直しの大きな要因となった。矮惑星の定義は、1)及び2)は惑星の定義と同じであるが、3)その軌道周囲から他の天体を排除していないこと及び4)衛星でない天体であるという定義が付け加えられている。
IAUの総会では、冥王星の他に小惑星帯を公転する最大の小惑星ケレス(セレス)と冥王星より大きく一時第10惑星と考えられたエッジワース・カイパーベルト天体2003UB313 (後にエリスと命名された)が矮惑星に分類された。
矮小銀河(dwarf galaxy)や矮星(dwarf star)の名前はある。しかし、惑星に準ずる天体としての位置から準惑星のほうが相応しいこと、「矮小」がネガティブな意味を与えることや読みにくいなどの理由から名称を変更することを決定した。
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