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キーホール(鍵穴)星雲は、りゅうこつ座の方向にある散光星雲エータ・カリーナ星雲(NGC3372)の一部で、この星雲の光と影を代表する領域である。その形が鍵穴に似ていることから、イギリスの天文学者ジョン・ハーシェル(1792−1871)がこの名前をつけた。散光星雲とは、不規則な形で明るく輝いている星雲である。。
エータ・カリーナ星雲は、地球から約8000光年離れた、天の川銀河で最も明るい電離水素ガスでの領域で、全体の大きさは400光年もある。中心(画面右上のすぐ外側)には、160年前に大爆発を起した有名な変光星(りゅうこつ座エータ星)がある。
エータ・カリーナ星は最も強力な赤外線源で、その質量は、我々の太陽の100倍、明るさは約500倍もあると考えられている、星雲の左端の明るい部分(フィラメント状)はガスの温度が高い領域であり、明るく輝いて見えるのは、至近(画面左上のすぐ外側)の巨星が放つ高エネルギーの放射線と超高速の恒星風のためである。
暗い影として見える領域は、温度の低いガスとちりの分子が集まっている、別名、星の胞子と呼ばれる暗黒星雲で、ここでは無数の新しい星が誕生する。暗黒星雲は、最終的には蒸発してしまう。撮影は、1994年4月18日。
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