IMAGE LIBRARY
ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙


2004年1月の画像 

リング星雲M57

 一生を終えようとしている星が、宇宙空間にまき散らすガスとちりできた美しいドーナツ状の星雲。地球から2300光年離れたこと座にあるリング星雲M57である。数世紀もの間、天文学者やアマチュア天文家を魅了し続けてきたリング星雲(M57)の最も鮮明な画像である。

M57の直径は約1光年。 中心に見えるかすかな白い点は、命の終焉を迎えつつある、かつて太陽の1.5倍の質量を持った中心星である。いずれは、白色矮星となってその生涯を終える運命にある。 1998年10月に撮影された。

M57のドーナツの内部を彩る濃い青色は、中心星の周囲にあったヘリウムが超高熱のガスとなって噴出している様子である。緑色は酸素、赤色は窒素が反応した色である。M57は現在、秒速19キロで膨張し続けている。 このリング星雲の年齢は5500万年、中心星の温度は12万度Cに達している。

M57は、フランスの天文学者のシャルル・メシエが1774年に編纂した、100個の明るい銀河、星団及び星雲を集めたカタログの一つである。