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ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙


2004年10月の画像 

ケプラーの超新星残骸(SN1604)

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1604年10月9日の夜、火星、木星、土星が夜空に整列するという珍しい現象を眺めていた人々は、惑星のように明るく輝く新しい星の出現に驚いた。この情報を知ったプラハ在住の天文学者ヨハネス・ケプラー(1571−1630)は、一週間後からこの新星と思われる天体を観測した。しかし、当時は天文観測に望遠鏡が使われていなかったため、肉眼での観測は約一年間で終えざるを得なかった。

この天体が、実際は超新星爆発の衝撃で宇宙空間に拡大し続けている残骸のダストとガスでできた殻(星雲)であることが分かったのは、大型望遠鏡が発達した20世紀半ばになってからである。

ケプラーの超新星残骸(SN1604)と呼ばれるこの星雲は、地球から1万3000光年先の蛇遣い座にある巨星が、その一生の最後に起こした大爆発が原因である。画面は、超新星爆発の衝撃波の通過により、照らし出された星雲の領域である。赤は水素、黄色は窒素、ピンクや白は酸素が反応して放出する光の輝きである。この画像は、昨年8月28日と29日に撮影された画像を合成して作成された。