COSMOS


コスモス梗概

第13話 地球の運命

 数百万年前には、人類はいなかった。今から数百万年経ったら何がいるだろう。10億年前には、単細胞の生物とその単純な集団が太古の海に浮かんでいた。10億年経ったら、誰がここにいるだろう。

 最終回では、過去12回のエピソードのハイライトを思い返すと同時に、改めて、宇宙家族の一員としての私たちの未来について考えてみます。地球と人間はどこへ向かっていくのでしょうか?

 
衛星生中継 ボイジャー1号土星大接近

 ボイジャー1号は1977年8月に地球を出発。

 すでに火星の軌道を越え、小惑星軍を通り抜け、木星とその衛星のわきを通過。この11月に土星に再接近する。そして有名な土星の環境、謎と神秘に満ちた衛星群を観測する。

 「コスモス(宇宙)」全13話のシリーズに引きつづき放映されるもうひとつのビッグドラマが、この「ボイジャー1号土星大接近」の衛星生中継だ。

 ボイジャー1号が探査した土星情報は、80分47秒かかって、米カリフォルニア州パサディナにあるJPL(ジェット推進研究所)で受信される。ここでボイジャー計画のプロジェクトチームにより分析され、数時間後にカラー写真となって発表される。番組では、この刻々のドラマをJPLと日本の両スタジオを結んで、リアルタイムで衛星生中継する。

 ボイジャー計画ではすでに、木星の衛星イオで、地球外では初の活火山を発見するといった大成果をあげているが、今回注目されるのは、土製の環の探査もさることながら、土星最大の衛星タイタンに7000キロ足らずのところまで大接近することである。このタイタンは地球に非常によく似た環境をもち、生命の存在が最有望視されているところである。