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彗星は太陽系が誕生した時の宇宙の塵で、それ以来少しも変わっていないと考えられている。彗星の起源は、太陽系の周縁領域にあるオールトの雲と考えられている。彗星は数週間の短い間輝き、その後は太陽系の果ての凍った故郷に戻っていく。
彗星は三つのタイプに大別される。1)非周期彗星。軌道が放物線や双曲線を描くため、太陽系では見えないとされている。2)長周期彗星。軌道をまわるのに200年以上〜数千年以上かかる場合もある。3)短周期彗星。周期が200年以下の彗星のことで、惑星の重力(特に木星の重力)のために比較的速く太陽をまわる。
彗星の名前のほとんどは、発見者の名前で呼ばれている。例えば有名なハレー彗星は、エドモンド・ハレー(1656〜1742)に因んだものである。ヒャクタケ彗星は、日本のアマチュア天文家百武裕司氏に因んだものである。
ハレー彗星
76年周期で太陽をまわる、おなじみの短周期彗星である。紀元前240年以来、30回地球に接近している。
1986年3月、ハレー彗星に接近した探査機ジオットが撮影した画像の中に核のクローズアップが含まれていた。ハレー彗星は直径数kmの核を主体とする「汚れた雪球」であることが判明した。
汚れた雪球説
フレッド・ホイップル(1906〜)が1949年頃提唱した彗星の構造に関する考え方で、水、メタン、アンモニアの雪に鉱物や金属の塵が混入してできた固体とする説である。
オールトの雲
太陽から離れること約5万AU(1AU=約1.5億km)で太陽系を取り囲む球殻状の雲の層で、約1000億もの彗星が集まっているといわれている。「汚れた雪玉」説によると、ここで生まれた彗星は通過する恒星の引力の影響で、あるものは引っ張り出され他のものは雲の奥へ送り込まれる。このように彗星はオールトの雲を離れて、太陽への何千年もの旅に向かうのである。
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