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(2) 2003UB313
2003年10月21日、米カリフォルニア州パロマー天文台の口径1.8mの望遠鏡による観測で、巨大な氷の天体(エッジワース・カイパーベルト天体:EKBO)が発見され、2003UB313の暫定名がつけられた。天文学者クライド・トンボー(1906−1997)が冥王星を発見して以来、最大の天体である。最初の観測で、直径が冥王星の約1.5倍あると推定されたが、地球から約100億kmとあまりにも遠く離れていたため、軌道や形状などの詳細を把握できなかった。
2004年1月8日、発見者のマイク・ブラウン博士(カリフォルニア工科大学)を中心とするチームは、は再度このEKBOを詳細に観測した。その結果、直径は最大3094km、最小でも2859kmであろうと推定した。更に2005年12月9日及び10日、同チームはハッブル宇宙望遠鏡による観測で、2003UB313の直径は2384kmで、冥王星(直径2272km)より大きいことを明らかにした。ゼナ(Xna)の名を付けられた2003UB313は、太陽系の第10惑星としてIAUに申請されていた。
2003UB313の近日点は約54億km、遠日点は約146億kmであり、560年で太陽を一周する。その後の観測で、このEKBOの周りを直径約250kmの衛星(ガブリエル)が2週間の周期で周回していることが分かった。衛星を持つEKBOには、直径1575kmの2003EL61がある。
エッジワース・カイパーベルト天体
1992年、太陽から約61億5000万〜72億km離れた軌道を公転している直径約250kmの氷の天体が発見された。1992QB1と命名されたこの天体は、その存在を予測していた天文学者のエッジワースとカイパーベルトにちなんで、エッジワース・カイパーベルト天体と命名された(略してカイパーベルト天体とも呼ばれる)。以後、海王星の軌道(太陽から約45億km)から約75億km以内の領域で同じような天体が次々に発見され、これまでに約800個のこの種の天体が発見されている。
カイパーベルト天体(EKBO)は、太陽から遠く離れている上に暗いため観測が非常に困難であったが、観測技術の向上やCCDカメラの使用により今後発見される数が増えると予測されている。特に2000年以後は、クワオア、2002AW及び2003DWのように直径が1000kmを超える巨大EKBOが発見されるようになった。2004年3月には、直径約1700kmの2003VB12(後にセドナと命名)が発見された。2003VB12は、近日点(太陽に最も近い位置)が114億km 遠日点は1300億kmの超楕円形の軌道を公転しており、公転周期は1万500年という途方もなく長い。ちなみに、冥王星の公転周期は248年である。
そして遂に、冥王星(直径約2250km)より大きいEKBOが確認された。2003UB313である。2003年10月21日、カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン博士を中心とするチームは、カリフォルニア州のパロマー天文台の口径1.8mの望遠鏡による観測で、直径が冥王星の約1.5倍あると思われる天体を発見した。しかしこの時点では、この天体は地球から遠く離れすぎていて詳細を把握できなかった。そのため、2004年1月8日に追観測を行い、2003UB313の直径は最大で3094km 、最小でも2859kmであることが分かった。
1930年、米国の天文学者クライド・トンボーが発見した冥王星以来最大の天体である。
2003UB313は、近日点が54億km、遠日点が146億km、そして公転周期は560年であることも分かった。このEKBOはゼナと命名され、観測チームにより10番目の惑星として申請された。国際天文学連合の決定が注目される。なお、ゼナには直径約250kmの衛星(ガブリエル)があることがその後の観測で分かった。ガブリエルは、約2週間の周期の周囲を回っている。衛星を持つEKBOには、直径が1575kmの2003EL61がある。
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(3) ケレス
1801年1月1日、イタリアの天文学者G・ピアッツイ(1746−1826)により発見された最初の小惑星である。形状はほぼ球形で直径は920km、太陽から2.27AUの距離にある小惑星帯の中で公転する最大の小惑星で、小惑星帯に存在する物体の4分の1を占めている。
ケレスは、炭素の豊富な粘土質の岩石(C型小惑星)で暗く、アルベド(太陽光の反射率)はわずか9%に過ぎない。ケレスの自転周期は約9時間である。
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