ブラックホール    



ブラックホールの想像図

 私達の天の川銀河にも、ブラックホールがあると考えられています。

 ブラックホールとは、巨星が進化の最終段階で自身の重力のために内部崩壊を起こしてできた、とてつもなく強力な重力が支配している天体のことです。ブラックホールが作られるにためには、太陽数個分の質量を、直径わずか数キロメートルの領域の中に詰め込むエネルギーが必要です。従って、ブラックホールの密度は、非常に高いのです。しかし、その周囲の物体に及ぼす影響力がなければ、ブラックホールの発見はできないでしょう。

 ブラックホールには、接近するものは何でもとらえてしまう強力な重力場があります。銀河の中心にものすごい量のエネルギーを放出するブラックホールがあり、このエネルギーが銀河の内部で起こる強力な活動源になっていると考えられています。また、ブラックホールのエネルギー源は、とらえられてその中に引き込まれたガス、星、チリであるかもしれないと考えられています。引き込まれたガスは、ブラックホールの中を渦巻きのように旋回して下りて行きます。

 ハッブル宇宙望遠鏡に分光器を組み合わせることで、ガスが旋回しながらブラックホールの入り口から中へ下りて行く速度を計測することができます。ガスの旋回速度が、ブラックホールを特徴づけると考えられています。ガスの速度を知ることによって、ブラックホールの大きさを算出することができます。5000万光年のかなたの、乙女座のM87銀河の中心にあるブラックホールの大きさは、太陽の30億個分と計算されています。X線観測を利用すると、ブラックホールをもっと効率よく調べることができます。X線は、可視光線よりもガスやチリを貫通するずっと強い力を持っています。X線観測とハッブル宇宙望遠鏡の観測で得られたデータにより、ブラックホールが宇宙で起こす数々の強力な現象を説明できると考えられています。



< 問 題 >

どのようにして銀河の中にブラックホールが存在することを発見できるのでしょう?



知っていますか?



ブラックホールの重力は非常に強力なので、光さえもそこから逃げ出すことはできません。




宇宙用語集

< 答 え >


ブラックホールが存在するかもしれないと考えられる領域の天体の振る舞いを観察することによって、発見することができます。


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