**********************************************************************        ☆☆☆☆☆ TPS/Jメール ☆☆☆☆☆ ********************************************************************** もくじ  ・YMコラム  ・ヒューストンレポート    ・ホットトピックス(作成者の健康上の理由により当分お休みします)   ********************************************************************** ********************************************************************** ☆☆ YMコラム ☆☆ (NO.486)    国際宇宙会議で韓国の大田(テジョン)に来ています    先週の土曜日に広島を発ち、韓国に来ようとしたところ、広    島空港から仁川(インチョン)へ飛ぶ少ない便はとれず、や    むなく羽田までいったん戻っての金浦(キンポ)行きとなり    ました。金浦空港には、主催のKARI(韓国航空宇宙研究所)    の若者がデスクを構えていて、シャトルバスに親切に案内し    てくれました。そして3時間あまりのバスで大田までやって    きました。    ホテルはすでに予約できず、「モーテル」という種類の怪し    げな入り口を持つ宿に押し込められております。称して「モ    カ・モーテル」。おいしいコーヒーでも出るかと期待してい    たら、そんなものはなし、朝食もなし、これまた(当然なが    ら)怪しい雰囲気のフロントでも、日本語はもちろん英語も    通じず、ジェスチャーまじりのコミュニケーションで何とか    しのいでいます。だから風呂やシャワーは充実していますが、    他のものは……。    しかしパリの中級のホテルと比較すれば「まあいいか」とい    うところでしょう。このモーテルは儒城(ユソン)温泉街に    あるので、会期中に近くの高級ホテルで温泉に入ってみよう    と考えているところです。まあ生来の横着者なので、実現は    しないと思いますが。    シンポジウム会場のコンベンションセンターまでは、送迎の    バスで10分くらい。最近竣工したばかりの立派な建物です。    久しぶりで出会う各国の友人たちは、日本と韓国との文化    (というか主として食事)の違いを口々に言い立てます。最    初の夜に入った店では、口がそのまま張り裂けるかと思うほ    ど辛い味に驚かされましたが、店さえ選べば結構イケル感じ    だと思い始めているところです。    ここ大田市はかつては一面の田園地帯で、そのためハンバッ    (大きい田んぼ)と呼ばれたらしいのですが、今や韓国の中    央部に堂々と位置し、人口140万を誇る大都市です。またい    ろんな研究機関が集中している学園都市として名をなしてい    ます。宇宙関係の機関もここにありますね。ソウルからなら、    新幹線KTXを使えば1時間足らずで到着します。金浦空港から    だと、乗換が面倒だからバスにしたのですが。    すぐ西には、あの百済最後の都であった扶余(プヨ)があり    ます。だいぶ前に、昨年亡くなった敬愛する平尾邦雄先生と    ご一緒した懐かしい地です。もう一度行ってみたいのですが、    スケジュールを眺めると無理なようです。唐・新羅の連合軍    に攻められ、日本からの援軍も空しく敗れ去った百済の女官    たちが、次から次へと身を投げたといわれる白馬江(私が日    本史で教わった「白村江」のことですね)を眼下に望む「落    花岩」などなどの説明を、平尾先生と居住まいを正して聞い    ていた記憶があります。    ともあれ、こまごまとした役目をすべてこなしての帰国は土    曜日。そのまま大阪経由で沖縄に入ります。那覇の久茂地公    民館で「宇宙の学校」が開催されます。大勢の親子と会うの    がとっても楽しみです。(YM) このコラムに関するご意見・ご感想は下記アドレスまでお寄せ下さい。 matogawa@planetary.or.jp ********************************************************************** ☆☆ ヒューストンレポート ☆☆ (413-2号) 宇宙ステーション、本来の仕事始まる    国際宇宙ステーションはほとんど完成に近づき、宇宙飛行士    は堅いヘルメットから解放され、試験管をもつ時間が増えて    いる。    エリック・バーガー    著作権:ヒューストン・クロニクル    2009年9月21日  (HR413-1からのつづき)    誰もが賛成しているわけではない    確かに、以前は科学技術が宇宙ステーションの経費を償却す    るという思惑があった。 しかし、このような考えは、とき    に甚だしく間違っていることが証明された。1980年代の中頃、    ある宇宙アナリストは2000年までに宇宙での医薬品開発は何    百億ドルの規模になると予告した。    そのような過剰な期待に応えることのできない宇宙ステーシ    ョンと、それが地球の上空わずか数百マイルのところを飛ん    でいるにすぎないという事実は、ロボットまたは有人による    深宇宙探査を遅らせているという意見にいくらかの評論家を    導いている。    「宇宙ステーションは継続的な宇宙開発にとって最大の障害    である。」と言うのは、メリーランド大学の自然科学者ロバ    ート・パーク教授で、10年まえこのプロジェクトに反対する    ため議会でそのように証言した。いまでも彼のその考えは変    わっていない。    他の科学者は、宇宙ステーションは科学研究のためにNASAの    予算を使いすぎていると心配している。    「「宇宙でも癌は治らない。」と人は言う。」と言うのは宇    宙飛行士ペギー・ウイットソンさん。 彼女は2002年に宇宙    ステーションで6か月滞在し、さらに2007年から08年に再び    宇宙に滞在した生化学者である。彼女が言いたいポイントは、    評論家は現在の宇宙ステーションの能力を理解していないと    いうことである。    アポロ以降の目標    ジョンソン宇宙センターに展示している実物大のモックアッ    プの中をウイットソンさんは歩いている。―――彼女に言わ    せれば、宇宙に浮かんでいるほうが、はるかに面白い。    ―――現在の宇宙ステーションには、与圧したモジュール、    部屋といったほうがよいかも知れない、が7つある。そのう    ちの3つ、即ちデスティニー、ハーモニー、および きぼう     は科学研究専用である。    それらの部屋には冷蔵庫、培養器、遠心分離機、燃焼室、マ    ウスの生息環境、そして地上の研究室がもっている、あらゆ    る種類の科学機器を備えている。    ISSの主要なコンポーネントを運んだプログラム・マネジャー    に、NASAにとってスペース・シャトルの遺産とはと質問した    ところ、たちどころにそれは宇宙ステーションであるとの答    えが返ってきた。    「何がいま地球をまわっているかが、よく解っていない。」    と、ジョン・シャノン氏は言う。アポロの時代、ここで働い    た人たちの月に着陸した次の目標は、いまわれわれがもって    いるもの(ISS)を持つことだった。技術的な偉業だけでは    ない。その国際的パートナーシップが重要だ。驚嘆すべき成    果だ。偉大な基盤です。」    The real work out there can begin    With the space station nearing completion, astronauts    can trade hard hats for test tubes.    By Eric Berger    Houston Chronicle    Sept. 21, 2009 ********************************************************************** ☆☆ ホットトピックス ☆☆         (当分お休みします)       各記事の詳細は日本惑星協会ホームページでご覧になれます。 http://www.planetary.or.jp/ ********************************************************************** ********************************************************************** ■タイトル  :TPS/Jメール ■発行元   :NPO法人 日本惑星協会          http://www.planetary.or.jp/ ■発行日   :毎週水曜日 ■発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』          http://www.mag2.com/ ■マガジンID:0000022732 「TPS/Jメール」は、上記URLよりいつでも登録/解除可能 です。 ********************************************************************** **********************************************************************