キャンペーン内容
「ミリオンキャンペーン:星の王子さまに会いに行きませんか」は、今年の11月から12月の間に打上げられる小惑星探査機ミューゼスC(MUSES-C)について広く世界の人たちに関心を持っていただくために、NPO法人日本惑星協会と文部科学省宇宙科学研究所の協同によるキャンペーンです。「ミューゼズC」は、小惑星の物質試料(サンプル)を採集して地球に持ち帰る、世界初のサンプルリターン計画(Sample
Return Mission)です。「星の王子さま」は、フランスの飛行家で作家のサンテグチュペリ(1900−1944)の作品に登場する可愛いキャラクターにちなんだものです。
小惑星に接近するミューゼスCの想像図
提供:宇宙科学研究所

| 2001年2月12日、NASAの探査機が着地した小惑星エロス。黄色いポイントが着地地点
提供:NASA |
それでは、なぜ小惑星探査なのでしょうか。小惑星は、約46億年前に形成された太陽系の情報をほぼそのまま現在まで保存している太陽系初期の「化石」と考えられているからです。つまり、小惑星のサンプルを地球に持ち帰って分析することにより、太陽系の一員である地球誕生のルーツを探る重要が手掛りが得られるからです。また、地球の軌道に侵入して地球とニアミスを起こしたり、最悪の場合は地球に衝突する、いわゆる地球近傍小惑星があります。こうした小惑星による災害から我々の地球文明を守るためにも、小惑星探査の重要性はますます高まっているからです。
名前を地球以外の天体に向けて打上げる計画は、既に何度か行われています。例えば、2007年に土星の軌道に到着するNASA(米航空宇宙局)のカッシニには、61万人の名前が搭載されています。また、2004年1月に火星の軌道に到着する宇宙科学研究所が打上げた「のぞみ」には、27万人の名前が搭載されています。しかし、名前を天体の表面に運ぶのは、ミューゼズCが初めてです。
提供:
宇宙科学研究所
少なくとも100万人の人たちの名前を小惑星に送り届けようというのが、このキャンペーンの目標ですが、応募された人たちの名前はすべて小惑星にお届けいたします。名前は圧縮されてアルミ箔のシートに印字され、探査機に搭載されるソフトボール大のターゲットマーカーの中に包み込まれて小惑星に着地します。なお、実物のコピーは、7月27日(土)に開催される宇宙科学研究所の一般公開で展示されます。
下記の応募要項をご覧の上、ふるってご応募下さい。なお、岩波書店から寄贈された「星の王子さま」を20名の方にさし上げます。当選は、キャンペーン終了後の発送を以ってかえさせていただきます。