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冥王星の表面
1994年にハッブル宇宙望遠鏡がとらえた冥王星の画像である。表面の明暗は地形、地表の組成、霜の層、及び大気に含まれる窒素とメタンの相互作用によるものらしい。
二重惑星
地球と月のように、冥王星と衛星カーロンは「二重惑星」となっている。この二つの天体は距離が非常に近いので、それぞれの引力によって互いに潮汐力が働き、向き合った面は固定されたままである。地球から月の裏側が見られないように、冥王星からカーロンの裏側を見ることはできない。
カイパーベルト天体
1992年、太陽から約61億5000万〜72億km離れた軌道を公転している直径約250kmの氷の天体が発見された。と命名された。1992QB1と命名されたこの天体は、その存在を予測していた天文学者のエッジワースとカイパーベルトにちなんで、エッジワース・カイパーベルト天体と命名された(略してカイパーベルト天体とも呼ばれる)。以後、海王星の軌道(太陽から約45億km)から約75億km以内の領域で同じような天体が次々に発見され、これまでに約800個のこの種の天体が発見されている。
カイパーベルト天体(KBO)は、太陽から遠く離れている上に暗いため観測が非常に困難であったが、観測技術の向上やCCDカメラの使用により今後発見される数が増えると予測されている。特に2000年以後は、クワオア、2002AW及び2003DWのように直径が1000kmを超える巨大KBOが発見されるようになった。2004年3月には、直径約1700kmの2003VB12(後にセドナと命名)が発見された。2003VB12は、近日点(太陽に最も近い位置)が114億km 遠日点は1300億kmの超楕円形の軌道を公転しており、公転周期は1万500年という途方もなく長い。ちなみに、冥王星の公転周期は248年である。
そして遂に、冥王星(直径約2250km)より大きいKBOが確認された。2003UB313である。2003年10月21日、カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン博士を中心とするチームは、カリフォルニア州のパロマー天文台の口径1.8mの望遠鏡による観測で、直径が冥王星の約1.5倍あると思われる天体を発見した。しかしこの時点では、この天体は地球から遠く離れすぎていて詳細を把握できなかった。そのため、2004年1月8日に追観測を行い、2003UB313の直径は最大で3094km 、最小でも2859kmであることが分かった。
1930年、米国の天文学者クライド・トンボーが発見した冥王星以来最大の天体である。
2003UB313は、近日点が54億km、遠日点が146億km、そして公転周期は560年であることも分かった。このKBOはゼナと命名され、観測チームにより10番目の惑星として申請された。国際天文学連合の決定が注目される。なお、ゼナには直径約250kmの衛星(ガブリエル)があることがその後の観測で分かった。ガブリエルは、約2週間の周期の周囲を回っている。衛星を持つKBOには、直径が1575kmの2003EL61がある。
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