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データのチャーピング除去
De-chirping Data ( 原文,英語版

異星人の惑星が地球に対して静止しているなどということは、 もちろんあり得ないことです。  皆さんは、私たち(とアレシボの電波望遠鏡)が、回転する惑星の上に乗っていて、 ヒューンと動いていることを覚えていますね。 そしてその惑星自身は太陽の回りを 回っていますし、その太陽は今度は天の川銀河の中心を巡る軌道を描いて動いている といった具合です。 きっと地球外にいる友人たちも同じような状況だと思ってよいでしょう。 

動いている発信源から出されるか、あるいは、 動いている到着先で受信される無線電波は、 「ドップラー効果」という現象を見せます。  たとえば、警笛を鳴らして通り過ぎる車を聞いていると、 その音の周波数(つまりピッチ)が通り過ぎるに連れて変化します。 

遠くにいる我らの友人たちが、我々に向かって警笛をならしているわけでは ありませんが、彼らは波を(電磁波を)送ってきています。 その信号は、 動いている車の警笛が変化をうけるのとまったく同様に、 互いの系の動きによって歪みをうけます。  この「チャープ」された信号は、時間にそってその周波数が変化し、 右の図のようになるでしょう。 チャープに対処するために SETI@homeのスクリーンセイバーは、可能性のある非常に多様な度合の ドップラー効果のそれぞれについて、対象のデータを何回も解析します。  まず、スクリーンセイバーは特定の度合のドップラー効果(チャープ)を データに対して数学的にキャンセルし、その結果の「中和済み」データを FFT (高速フーリエ変換 ) ルーチンに 供給します。 この前処理は、データの「チャーピング除去」と呼ばれています。  SETI@homeのクライアントは、この手順を-50 Hz/s から+50Hz/sまでの間の たくさんの点で実施します。 もっとも細かい周波数分解能である0.075 Hzでは、 -10Hz/s から+10Hz/sまでの間で、5409個!もの異なるチャープ率で検査をしています。 

 

(Translated by KOMORI Hitoshi . Revised by KUBOTA Hirokazu .)

 
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